カーボンニュートラルなまちづくりプロジェクト

上士幌町は、地球温暖化対策の実施計画が認められ、環境省の「脱炭素先行地域」に2022年度に選定されました。
町全体での温室効果ガス削減、町民の安心・安全の確保と環境にやさしい新たな公共施設づくりへ、4つの事業を「カーボンニュートラルなまちづくりプロジェクト」として、一体的に進めています。
※本事業については、企業版ふるさと納税を募集しています。

カーボンニュートラルなまちづくりの画像




【企業版ふるさと納税】プロジェクト推進のための納税寄附金募集

上士幌町総合戦略推進計画(地場産業で地域の活力を生み出すまち事業)に基づき、企業版ふるさと納税を募集しています。本プロジェクトは、脱炭素先行地域計画に基づき進めているものです。


カーボンニュートラルなまちづくりプロジェクト概算事業費
事業名
事業費(建設費等)
1.役場庁舎耐震・ZEB化改修事業
14億7,000万円
2.町民ホール新築事業
17億4,000万円
3.マイクログリッド構築事業
5億円
4.木質バイオマス・地下水利用による熱エネルギー構築事業
3億5,000万円
  • 概算事業費は基本設計時の金額となります。


1.役場庁舎耐震/2.ZEB化改修と町民ホール新築

町民ホールと役場庁舎耐震改修のイメージの画像

  1. 役場庁舎及び町民ホールは「ゼロカーボン上士幌」「未来へつなぐ持続可能なまちづくり」のシンボルとなる施設として整備します。
  2. 化石燃料からのエネルギー転換を図るため、徹底した省エネルギー化と再生可能エネルギーを導入することでZEBを目指します。
  3. だれでも利用しやすいユニバーサルデザインの考え方を取り入れます。
  4. 現役場庁舎は、耐震化と環境への配慮、費用対効果、建設後の維持管理等を踏まえ、3階部分を解体して2階建てとする改修を行います。
  5. 町民ホールは、議会機能や避難場所を兼ねる集会施設として、稼働間仕切りや昇降式ステージで多用途に利用できるものとし、構造材には町産カラマツ認証材を積極的に利用し、森林循環や環境性能に配慮した施設とします。


3.再エネ・マイクログリッド構築によるレジリエンス強化

  1. マイクログリッドを構築し、役場庁舎(新町民ホール含む)、こども園、スポーツセンター、交通ターミナル、ふれあいプラザ、消防庁舎に太陽光発電のクリーンエネルギーの供給と停電時の電力供給を維持します。
  2. 太陽光発電による電力や蓄電池により、化石燃料暖房の廃止や既存の重油及び灯油ボイラーの燃料削減を図ることで、温室効果ガス削減を図ります。

マイクログリッド概要図の画像


4.木質バイオマス・地下水熱利用による熱エネルギーの構築

  1. 現山村開発センター北側にエネルギー棟を建設し、木質バイオマスボイラーと地下水熱利用設備を設置します。
  2. 夏季の地下水は外気より冷温であるため、町民ホールと役場庁舎の冷房として活用します。
  3. 木質バイオマスボイラーは、町民ホールと役場庁舎の冬季暖房として活用し、夏季は主にふれあいプラザの浴槽と給湯の加温に活用します。
  4. 木質バイオマスボイラー導入により、化石燃料(A重油)を使用している役場庁舎は重油ボイラーを廃止、ふれあいプラザは重油使用量を削減することができ、温室効果ガスの削減効果は881t-CO2/年を見込んでいます。



お問い合わせ先
上士幌町字上士幌東3線238番地
上士幌町役場 2階10番窓口
SDGs・ゼロカーボン担当
01564-7-7255