おすすめの一冊(広報かみしほろNo671

概要

おすすめの一冊(広報かみしほろNo671の画像「もしもに役立つ、いつものモノ選び、防災グッズは備えず使う!」


松永 りえ/著

この本の著者は2016年4月に発生した熊本地震の被災者です。
当時、災害用グッズや食料品の備蓄もされていたようですが、いざその時が来たら使用期限が切れていたり、うまく使えなかったりと、散々だった経験から「ふだんのものを災害時に使う」をモットーに、家庭使いのもので備える事を伝えています。
例えば、普段から各部屋に持ち運びの出来るライトとスリッパを置き、停電時には家族一人ひとりが移動出来るように備えます。震災時はいつも使い慣れたライトが特に必要だと言います。また、美味しい非常食の備蓄、口腔ケアの重要性、防災リュックの作り方等々、災害経験のある著者だからこその視点が生かされています。
今年の元日に起こった石川県能登半島地震は、他県から帰省中だった人々をも巻き込み、230人以上の被害者を出しています。未だインフラが復旧する見込みもたっていません。ここ北海道でも5年前に、胆振東部地震がありました。喉元過ぎれば熱さを忘れる事の無いよう、各ご家庭の防災を見直してみませんか。


おすすめの一冊
 広報かみしほろの「としょかんだより」で毎月1冊紹介している書評コーナーです。


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