おすすめの一冊(広報かみしほろNo594)

このお知らせは1年以上前のものです

概要

「ガラスびん」で作る、おすそわけの 保存食の本

<b主婦と生活社 著</b>

「きらきら輝くガラスびんがあったら何を入れようかな。」から始まるこの本。中には、とろりとおいしい春いちごの自家製ジャムや、真っ赤な真夏のトマトソース、青じそペースト等……センス溢れるレシピが、所狭しと詰まっています。

 7人の料理家さんたち各々の紹介と、保存食のレシピ、それを使った料理が写真とともに掲載されています。

 たとえば、なかしましほさんのレシピは、特別なものはいっさい入れず、とてもシンプル。しかもフードプロセッサー等を使用せず、すり鉢で仕上げます。その訳をなかしまさんは「スイッチ一つで簡単に済ませると、均等にはなりますが、すり鉢を使って手ですると、粗いところ、細かいところのバラつきが出て、かえって面白い。」と話します。

 すり鉢ですることで、食材がどんどん細かくなり、かおりが強くなる。そして調味料と馴染んでとろりとする。食材のかたさによって、時間と手間が掛かりますが、そんな風に食材が変化していく姿をじっくり眺める。そこに、日常の中の楽しいひと時を感じるそうです。

 秋の夜長に、そんなひと時を味わってみるのも、たまにはいいのかもしれません。


おすすめの一冊
 広報かみしほろの「としょかんだより」で毎月1冊紹介している書評コーナーです。


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