広報かみしほろの「としょかんだより」で毎月1冊紹介している書評コーナーです。
おすすめの一冊(広報かみしほろNo.527)
897 | 平成24年2月29日 10時 更新 |
このお知らせは1年以上前のものです
概要
正しいパンツのたたみ方~新しい家庭科勉強法~
(岩波ジュニア新書)
南野忠晴 著
なぜこんなタイトルなのか、と疑問に思われるでしょう。本書は、ある男性が妻のパンツをうまくたためず怒られ、気持ちが沈んでいるという相談から始まります。著者はこの悩みの本質が“パンツがたためない”事ではなく、話し合って解決できない二人の人間関係にあると分析しています。ここに、この本のテーマである「自立」と「他者と尊重し合うこと」が集約されているのです。
著者は大阪府立高校初の男性家庭科教員。学校で問題を起こしてしまう生徒たちの話を聞くうち、その原因が生活の乱れにあることに気が付きました。食生活、家族関係、経済状況など、暮らしのバランスが崩れると、気持ちの面でも不安定になってしまうのです。家庭科という教科なら、生徒たちが自分の暮らしを自分で整える力を身につける手助けができると、13年間務めた英語教師から転身しました。
家庭科とは何を学ぶ教科なのか、大人でも知らない人は多いはず。新しい視点を育ててくれる一冊です。
(岩波ジュニア新書)
南野忠晴 著
なぜこんなタイトルなのか、と疑問に思われるでしょう。本書は、ある男性が妻のパンツをうまくたためず怒られ、気持ちが沈んでいるという相談から始まります。著者はこの悩みの本質が“パンツがたためない”事ではなく、話し合って解決できない二人の人間関係にあると分析しています。ここに、この本のテーマである「自立」と「他者と尊重し合うこと」が集約されているのです。
著者は大阪府立高校初の男性家庭科教員。学校で問題を起こしてしまう生徒たちの話を聞くうち、その原因が生活の乱れにあることに気が付きました。食生活、家族関係、経済状況など、暮らしのバランスが崩れると、気持ちの面でも不安定になってしまうのです。家庭科という教科なら、生徒たちが自分の暮らしを自分で整える力を身につける手助けができると、13年間務めた英語教師から転身しました。
家庭科とは何を学ぶ教科なのか、大人でも知らない人は多いはず。新しい視点を育ててくれる一冊です。
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